晩ごはんの有り難み

 

配送センターで働き始めて

だいぶん流れが分かってきた

 

電化製品を店舗ごとに

仕分けていく

レーンがあって毎日

振り分けられて

その日によって変わる

最悪な人と一緒やったり

大変なところだと

テンションも下がる

毎朝、ホワイトボードの前で

結果発表を見ているみたいだ

それから1日で仕分ける量が決まっていて

全部終わるまで帰れない

残業出来ない人は

どんどん帰っていくし

出来る人は帰れない雰囲気になる

結局、最後まで残ることになる

やり出すと必死になるタイプなので

ひたすら頑張った

最後までやり切る頃には

人も少なくなっているけど

中学校の時の部活みたいに

達成感がハンパなかった

しんどいけど終わった後の

あのやり切った感

それに自分はすごく

仕事を頑張っている

という満足感

今思えば自己満かな?

子供も手が離れたから

遅くまで残れるのもあった

作り置きはしてたけど

副菜的なものが多く

それを見かねてか

下の子が晩ごはんを

作ってくれていたりした

すごく疲れて

お腹も空いて

そんな状態で帰ったとき

晩ごはんが用意されているって

なんて素晴らしいと

初めて心から思った

ありがた過ぎて涙が出た